メールマガジンしまばら
平成21年10月6日 第3号(臨時号) 
 
市長のコラム

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第33回全国育樹祭に寄せて

 「未来へと 夢をつないで 育てる緑」を大会テーマに、皇太子殿下のご臨席をいただき、10月4日(日)、百花台公園において第33回全国育樹祭式典行事が盛大に開催されました。
 今回の育樹祭開催は、平成2年に同会場で開催された第41回全国植樹祭から20年ぶりの開催。県民はもとより国民1人ひとりが森林(もり)に学び、森林(もり)の恵みや森林(もり)づくりに努力している人々に感謝し、森林(もり)づくりと木を活かす行動を拡げて、豊かな森林(もり)を子供たちへ引継ぎ、緑あふれる美しい郷土を作りあげていく機運を醸成しようとするものです。
 式典に先立ち、第41回全国植樹祭で、天皇・皇后両陛下がお手植えになされた「ヒノキ」を、皇太子殿下がお手入れ(枝打ち)されました。
 森林・緑を守り育てることの大切さと、そうした事を「つないでいく」ことの意義を熱い思いとともに感じました。
 特に私たちは、雲仙・普賢岳噴火災害を経験し災害予防や安全・安心なまちづくりをはじめ、地球温暖化、環境問題など自然に対する接し方や考えも新たな意識をもって行動しなければならないと思います。
 島原半島の豊かな自然や風土は、営々として育み築かれてきた先達らの遺産であり、これらを守り、次につなぐ役割を私たちも果たしていかなければならないと強く願うものであります。
 島原半島はこの度、世界ジオパークネットワークに日本加盟第1号の名誉に輝きました。
 皇太子殿下には、見事に復興したこと及びこの度の加盟入りについても、お言葉をご挨拶でお述べになられ、大変、私は感銘を受けました。
 島原半島には、学術的に貴重な地質・地層をはじめ、湧水や温泉、豊かな農林水産物など、守り、育て、そして、次世代につないでいく多くのものがあります。世界ジオパーク加盟を機に、さらに教育や地域の活性化につなげていきたいと考えております。
 皇太子殿下は、平成8年11月に災害復興状況のご視察にご来島されておりまして、全国育樹祭式典の前日3日、県内ご視察のため雲仙岳災害記念館を行啓されました。
 雲仙岳災害記念館をはじめ、沿道において多くの市民皆様に、大変暖かいお迎えをいただきました。また、育樹祭行事をはじめ併催行事・記念行事において、参加・協力いただきました各関係各位皆様方に、この場をお借りし心から感謝を申し上げます。
 「守り、育てる」ことの大切さと、「つないでいく」役割を担っていることを強く感じた次第です。

島原市長 横田 修一郎






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