メールマガジンしまばら
平成24年2月29日 第61号
市長のコラム

卒業、震災から1年、「絆」を強く感じて

島原市長  横田 修一郎

 明日3月1日は市内4つの県立高校で卒業式が執り行われます。卒業生の皆さんは、勉学や部活動をはじめ、職業実習としての商品開発や店舗の運営、資格や専門性を身につけるなど、3年間努力され輝かしい実績を残して来られました。卒業式を前に感慨もひとしおのことと心から祝福をいたします。

 卒業生の皆さんがお生まれになった平成5年は、安中地区で大規模な土石流が発生するとともに、千本木地区での火砕流災害など噴火活動が活発化し、大きな被害をもたらした年でした。長い避難生活の中で皆さんを立派に育て、成長を見守って来られたご家族の皆さんの喜びもひとしおのことと心からお祝いを申し上げます。

 島原市では、噴火災害と復興の貴重な経験を通じて学んだ「生命(いのち)・きずな・感謝の心」を教育の基盤としております。皆さんがこの精神をしっかりと受け継ぎ立派に成長されたことを嬉しく存じており、皆さんにとっても生涯にわたり大きな財産になるものと確信しております。これからの人生において、大きな困難に悩み苦しんだとき、皆さんには深い絆で結ばれた家族や友人、先生方がいることを思い出してください。目標に向かって歩み続ける皆さんの前途に幸多からんことをお祈りいたします。

 明日の卒業式は、市議会開会のため出席できませんが、このメールを通じて思いをお伝えさせていただきます。

 さて、東日本大震災の発生からまもなく1周年を迎えます。震災は東北地方のみならず我が国に甚大な影響を及ぼし、今なお多くの方々が不自由な生活を強いられています。このような中、被災地においては地域住民が助け合い、また国内さらには世界各国から数多くの人々による支援の輪が拡がっており、あらためて人と人との「絆」の大切さ、困難に直面した時の「絆」の強さを感じます。

 島原市では、3月11日に予定をされております被災地での追悼式に際し、岩手県陸前高田市、宮城県石巻市、福島県内の9市町へ、お供え用の「白菊」7,500本をお届けいたします。このうち5,000本は、昨年4月にも被災地への白菊1万本を提供いただいた島原花卉生産組合からの提供によるものです。島原からのお届けは今回を合わせ2万本となります。この白菊は、噴火災害により荒野と化した農地が圃場整備により見事に蘇った安中地区のハウスで栽培されたもので、「災害は必ず復興できる」との強いメッセージとともに、一周忌にあたりこの白菊で深い悲しみを少しでも癒していただければと願っています。東日本大震災から1年、これまでの職員の派遣や様々な支援を通じて培ったつながりを大切にし、これからも息の長い支援を続けて参りたいと思います。

 春は出会いと別れの季節と言われます。震災にあたり感じた人々の温かさと相まって、いつにも増して、人と人とのつながり「絆」という言葉の持つ意味を感じます。

 皆さんの思いを乗せて、「白菊」は明日7時に被災地に向けて出発します。






トピックス
 平成24年2月17日(金)
島原市町内会・自治会長懇談会

 平成23年度島原市町内会長・自治会長懇談会を市内のホテルで開催しました。この懇談会は、行政・議会・公共機関関係者などと町内会長・自治会長が意見交換し、より良い連携ができることを目的として開催しております。また会に先立ちまして、町内会長・自治会長が一同に会するこの機会に長崎県立大学の村上教授をお招きし「住民参加による魅力ある協働のまちづくり」と題した講演会も行いました。

 懇談会の冒頭、町内会長・自治会長として永年、地域の発展に貢献した人に、感謝状と記念品を贈呈し、その功績をたたえました。大変ご苦労さまです。
 表彰者は次のとおりです。(敬称略)

永年勤続感謝状贈呈
・本多 義徳(六ツ木団地) ・坂梨 祐輔(高島一丁目)
・米村 保(新町一丁目) ・伊達 秋信(浜西)

退任感謝状贈呈
・小西 弘文(田町) ・肘井 京二(北門町)
・山口 敬二(湊道一丁目) ・上田 芳典(加美町下)
・入江 亀(茶ノ木) ・田原 誠一(向之原)

防犯功労者感謝状贈呈
・三浦 富雄(万町) ・隈部 政博(中堀町中)
・野口 正幸(加美町上) ・森川 徳勝(萩原二丁目下)
・末永 和弘(湊新地) ・金光 正範(秩父が浦)
・篠塚 澄人(半田) ・宮崎 政信(東小路)
・松本 力(久原) ・金子 統太郎(城之尾)
・田原 誠一(向之原)





村上先生による講演


永年勤続感謝状贈呈





 平成24年2月20日(月)
 ジオ(大地)の恵みをいただきましょう

  平成24年2月20日、「島原牛乳」広告欄でジオパークをPRしていただけるということで、島原地方酪農業協同組合の高木勝己組合長様からジーオくんがプリントされた「島原牛乳」をいただきました。

 高木組合長にお話をお伺いすると「地場企業としてジオパークのPRに協力できればと思っています。今後も、ジオパークだけでなく市のために広告欄を活用していければ」と大変嬉しく、ありがたいお言葉をいただきました。

 「島原牛乳」は、島原半島の清らかで豊富な湧水、肥沃な大地、豊かな自然で飼育されている乳牛から作りだされ、まさにジオの恵みそのものです。皆さんも是非飲んでいただければと思います。

 なお、今日ご持参いただいた、ジーオくんがプリントされた「島原牛乳」は2月末ごろから、店頭に並ぶとのことです。

 今回の取り組みに、ご尽力いただきました高木様をはじめ関係者の方々に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

















 平成24年2月27日(月)
 行政評価委員会からの外部評価報告

 島原市行政評価委員会から外部評価報告書を提出していただきました。行政評価委員会は学識経験者など、市役所外部の委員で構成され、市のまちづくりの施策、政策などに関して、市民の立場に立ち公平で客観的な評価を行い、市に提言することによりさらに効果的な行政運営を行うことを目的としています。

 今回は市の主要事業のうち7事業を抽出し審議していただき、それぞれに具体的な指摘や提言をいただきました。山口委員長様と主要事業や補助金についてその必要性や効果、将来性、事業間の連携など、さまざまな視点での意見交換ができました。大変有意義な時間であり、外部からの行政評価がとても重要で意義あるものだと改めて感じました。

 既に行われていた行政評価委員会からの中間報告を受けて、新年度予算案に反映させているものもいくつかありますが、今後、本当に必要なものを市民の皆様のご理解をいただきながら見極めていくことが必要になります。この報告を効率的な行政運営に向けて活かしていきたいと思います。











主な行事案内
平成24年3月前半の主な行事予定表

※この表は、2月29日現在の予定です

内容 場所 担当グループ
3 1 9 00 年金一般相談(県社会保険労務士会) 市民窓口G 市民窓口G
3 1 13 30 春の全国火災予防運動防火パレード出発式 島原城 市民生活G
3 2 13 30 3月定例教育委員会 有明庁舎会議室 教育総務G
3 3 島原初市(至11日) 霊丘公園 産業政策G
3 3 10 00 有馬スポーツ賞表彰式 有馬武道館 学校教育G
3 3 12 00 緑の募金街頭募金(募金期間3月1日〜5月31日) 霊丘公園 農林水産G
3 4 10 00 島原中央道路植樹式 小山町 まちづくり管理G
3 6 10 00 平成23年明るい選挙書道作品展(至11日) サンプラザ万町 選挙管理委員会
3 6 13 00 行政相談 市民相談センター 市民生活G
3 7 13 00 行政相談 有明支所相談室 市民生活G
3 7 13 00 人権相談 市民相談センター 市民生活G
3 8 9 00 年金一般相談(県社会保険労務士会) 市民窓口G 市民窓口G
3 10 平成23年度島原市スポーツ少年団送別・新人サッカー大会 平成町多目的広場 文化スポーツ振興G
3 10 10 00 第30回島原半島文化賞授賞式 島原城観光復興記念館 文化スポーツ振興G
3 11 8 00 島原ふるさと観光朝市 ゆとろぎの湯駐車場 産業政策G
3 11 8 30 市防災避難訓練 有明中学校 市民生活G
3 11 13 00 JFL開幕戦 V・ファーレン長崎 vs Y.S.C.C 市営陸上競技場 文化スポーツ振興G
3 11 19 00 第198回市民文化講座 「島原大変」とその復興 森岳公民館 文化スポーツ振興G
3 13 商品パッケージ・商品陳列セミナー 森岳公民館、島原城売店 物産流通G
3 13 9 00 ペタンク親睦大会 中尾川多目的広場 文化スポーツ振興G
3 13 13 00 行政相談 市民相談センター 市民生活G
3 13 13 00 自衛隊新入隊激励会 有明公民館 政策企画G
3 14 13 30 生ごみ堆肥化講習会 有明公民館 環境G
3 15 9 00 年金一般相談(県社会保険労務士会) 市民窓口G 市民窓口G
3 15 9 30 中学校卒業証書授与式(有明中のみ9:20〜) 各中学校 学校教育G
3 15 13 00 弁護士法律相談(要予約) 市民相談センター 市民生活G

G=グループ



 お知らせ
島原市営平成町人工芝グラウンド」の使用申請を受け付けます

 現在、建設中の「島原市営平成町人工芝グラウンド」が4月1日(日)から使用できますので、3月1日(木)から使用申請を受け付けます。
使用開始日 4月1日(日)から
開場時間 9時から21時30分まで
休業日
・月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
・12月29日から翌年1月3日まで
貸出施設
 人工芝グラウンド(一般サッカーコートの広さ2面)
 夜間照明(一般サッカーコートの広さ1面または半面)
 会議室、多目的室、ミーティングルーム…各2室
 トレーニングルーム(器具)
使用料(1時間あたり)
施設名 区分 使用料
人工芝グラウンド 1面(サッカーコート1面) 高校生以下 600円
一般 1000円
2分の1面(サッカーコート半面) 高校生以下 300円
一般 500円
4分の1面(フットサルコート1面) 高校生以下 200円
一般 300円
夜間照明 4灯(サッカーコート1面分) 2000円
2灯(サッカーコート半面分) 1000円
会議室、多目的室、
ミーティングルーム
各室1室あたり 150円
トレーニング
器具
一式 200円

受付開始日 3月1日(木)から
受付場所 文化・スポーツ振興グループ(有明庁舎2階)
※4月1日以降は、人工芝グラウンド敷地内 事務室(TEL73-9333)
受付時間 月曜から金曜まで(祝日を除く) 8時30分から17時15分まで
問い合わせ先 文化・スポーツ振興グループ(TEL68-5474)




【本件に関する問い合わせ】
 文化スポーツ振興グループ
 TEL:0957-68-5474
 E-mail bunspo@city.shimabara.lg.jp






市民文化講座 『島原大変』とその復興

 東日本大震災一周年に合わせ、島原大変の歴史と教訓を学びます。

▼とき 3月11日(日) 19時から

▼ところ 森岳公民館

▼講師 太田一也先生、松尾卓次先生

▼入場料 無料

※島原大変史料展を同時開催します


肥前温泉災記より



【本件に関する問い合わせ】
 文化スポーツ振興グループ
 TEL:0957-68-5474
 E-mail
 bunspo@city.shimabara.lg.jp 





交通災害共済

 この制度は、市民皆さんの交通事故による災害を会員相互で助け合うものです。
 申し込みは町内会・自治会で取りまとめるか、個人で申し込む場合は、直接市役所で加入をお願いします。

加入資格 市の住民基本台帳に記載されている人、外国人登録をしている人、
  市外に就学している学生や福祉施設の入所者で会員の扶養になっている人

共済期間 4月1日から平成25年3月31日まで
※年度途中から加入した場合は、加入日の翌日からの適用となります

申し込み・問い合わせ先 市民生活グループ交通防災班(内線241)または有明支所(内線508)




【本件に関する問い合わせ】
 市民生活グループ交通防災班
 TEL:0957-63-1111(内線241)
 E-mail seikatsu@city.shimabara.lg.jp






島原市立公民館情報

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【本件に関する問い合わせ】
島原市教育委員会 社会教育グループ
TEL 0957-68-5473 / FAX 0957-68-5480
E-mail shakyo@city.shimabara.lg.jp





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