平成30年7月頃から風しんの感染者数が増加し、全国的に感染が拡大しました。患者の多くは30~50歳代の男性が中心となっており、これまで予防接種法に基づく予防接種が行われていない年代であるため、風しんに対する抗体価が他の年代と比べ低い状態となっています。
風しんは、成人がかかると症状が重くなることがあります。また、妊娠初期の妊婦さんに感染させてしまうと、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓に障害が起きることがあります。
対象者
【抗体検査】
島原市内に住民票を有する昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性
【予防接種】
抗体検査の結果、「陰性」と判断された者
実施方法
市が交付する「クーポン券」を使用して、抗体検査及び予防接種を受けます。
風しんの追加的対策は全国統一の方法で実施をしています。厚生労働省ホームページ(※1)にて、抗体検査及び予防接種ができる実施機関一覧をご確認のうえ、医療機関等へ予約をしてください。
※1 風しんの追加的対策について(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html(外部リンク)
【クーポン券について】
★クーポン券に記載の市区町村と住民票がある市区町村が一致しているか確認をします。
★有効期限が切れている方も、令和7年2月までそのまま使用することができます。
★抗体検査は、事業所健診や特定健診(個別健診)を受診の際に受けることができます。
★転入された方、再発行を希望される方は、手続きが必要です。島原市保健センターへ問い合わせください。
クーポン券再発行申請書(PDF:89.2キロバイト)
抗体検査
1.クーポン券が手元にあるか確認しましょう。
2.医療機関等へ電話等により予約をします。(※1)
3.検査当日、クーポン券と本人確認できる書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を必ず持参します。
※クーポン券がないと無料で受けることができません。
4.実施機関にある風しんの抗体検査受診票に必要事項を記入します。
5.抗体検査を受けます。
6.抗体検査結果は対面又は郵送で返却されます。抗体検査結果は大切に保管してください。
なお、抗体検査結果が「陰性」の人は、予防接種を受ける際にこの抗体検査結果が必要となります。
*抗体検査の結果、「陰性」と判断された人は、風しんにかかるリスクが高くなっています。
*風しんの発症及び感染拡大を防止するため、風しんの予防接種を受けましょう。
予防接種
抗体検査結果が「陰性」のみ、予防接種の対象となります。
1.医療機関へ電話等により予約をします。(※1)
2.予防接種当日、抗体検査結果、クーポン券及び本人確認できる書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を必ず持参します。
※クーポン券がないと無料で受けることができません。
3.実施機関にある風しんの予診票に必要事項を記入します。
4.予防接種を受けます。
5.予診票(ご本人控え用)が返却されます。この予診票(ご本人控え用)は接種済証の代わりとなりますので、大切に保管してください。
<参考>
風しんは、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症です。まれに脳炎など重篤な合併症が発生します。症状は成人の患者では小児より重症化することが多いとされています。風しんに対する特異的な治療法はなく、症状を和らげる対症療法のみとなっています。
また、風しんに対する免疫のない女性が妊娠初期に風しんウイルスに感染すると、胎児にも感染して、生まれてきた赤ちゃんに白内障や心臓の病気、難聴などを特徴とした先天性風しん症候群 (CRS)を引き起こす可能性があるため、社会全体で感染予防に努める必要があります。
風しんは、風しんウイルスに感染することで発症します。せきやくしゃみのしぶきが周囲の人たちに付着することによって感染が拡がっていきます。手洗いやうがいを行うこと、人の多く集まる場所や流行地域への外出を控えることも大切です。
その他の公費助成による抗体検査
妊婦を除く、妊娠を希望している女性やそのパートナー、同居者に対し、風しんの抗体検査を保健所にて無料で受けることができます。
詳しくは長崎県ホームページ(県南保健所)にてご確認ください。
https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/kansensho/kansensyo-kennan/fuushin/(外部リンク)