島原市地域公共交通計画について
島原市公共交通会議において、令和5年3月に交通計画を策定しましたので公表いたします。
本市内の地域公共交通としては、島原鉄道や路線バス、タクシー、フェリー・高速船が運行しているほか、市が運行するコミュニティバスたしろ号(AIオンデマンドバス)があり、市民や来訪者の移動を支えています。
しかしながら、地域公共交通の利用者数は、新型コロナウイルス感染症の影響もあって激減しており、運行を維持するために必要な財政支出は増加傾向にあります。また、交通事業者においては、運転士不足や運転士の高齢化が続いているだけでなく、車両等の老朽化も進み、交通サービスを維持していくことが厳しい状況に追い込まれています。
このような地域公共交通の課題は、本市のみならず全国に拡がっています。このような状況を踏まえ、令和2年11月に「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」の一部改正が行われ、地域の移動手段の確保・充実のため、地方公共団体主導で公共交通サービスを改善し、地域の輸送資源を総動員する取組を推進することとなりました。さらに、地方公共団体においては、これらの取組推進にあたり、地域交通に関するマスタープランとなる「地域公共交通計画」を作成することが努力義務化されました。
こうした背景を踏まえ、地域公共交通の将来像、関係主体(市民、行政、交通事業者)の役割、実施する施策・事業等を定めた『島原市地域公共交通計画』を策定しましたので公表いたします。