島原武家屋敷のそばに、さかきばら郷土資料館はあります。
玄関を入ると『人びとは 一枚の紙 一枚の布 そして一つひとつの道具にどれほどの思いを込めて そのいとなみを 続きてきたことだろう』と書かれた張り紙があります。
『ものが語りかける』と館主がいうように、館主が戦後50年かけて収集した人々の暮らしの道具が『噴火』『歴史』『民具・民族』『教育』『戦争の記録』のカテゴリに分けて展示されています。
火打石・和ろうそく・ランプ・水力発電での電球など、『灯り』の遍歴を人々の暮らしを感じながら体験できたり、太政官布告で大きく変わった教育制度の遍歴を当時の教科書や教具から学び取ることができます。
また、伊能忠敬が大日本沿海輿地全図を作成するため島原を訪れた際に徴収した物品の品書きなど歴史的価値の高い資料も展示されています。