島原手延べそうめん
島原手延べそうめんの特徴は“腰”の強さ
島原の乱(1637~8)の後、瀬戸内海の小豆島などから移住してきた人々によって製造が始まった、とされています。 島原半島では「南目」と呼ばれる南島原市の有家、西有家地方で盛んですが、島原市内でも五軒の製造元があります。
手延べそうめんは、小麦、塩、綿実油、水を原料として製造されます。熟成の時間も必要となるため、一回の製造に1~2日かかります。 厳選された小麦粉を用いるのはいうまでもありませんが、粉によってそれぞれ性質も違うため、粉を見極め、その性質を最大限に生かしながら最高の状態のめんに仕上げていくのが、島原手延べそうめんの伝統の技術です。 最初、約10センチのそうめんのもとになるものがつくられ、それが約30~40センチに延ばされます。最終的には、2メートルくらいにまで細く延ばされて、そうめんができていきます。
手延べそうめんは、全国各地で、つくられていますが、島原手延べそうめんの特徴は“腰”の強さです。夏の暑い日に食べる冷やしそうめんも最高ですが、地獄そうめんを作る時のように煮込んでもなかなか煮崩れしないのが自慢です。
島原では豊かな湧水を利用し、年間を通してつくられています。
湧水を利用したそうめん流しも、島原の夏の風物詩でしたが、現在では2件のみの営業となっています。
ギャラリー

提供店舗一覧
宇土出口そうめん流し(本村商店) | 島原市中尾町乙1710-1 | 0957-62-3448 |
しまばら水屋敷 | 島原市万町513 | 0957-62-8555 |
茶房&ギャラリー 速魚川 | 島原市上の町912 | 0957-62-3117 |
都一 | 島原市桜町968 | 0957-62-3323 |
肥後っ子 | 島原市中堀町26 | 0957-63-3577 |
匠月 | 島原市北門町1567-1 | 0957-64-0062 |
お食事処笑店 | 島原市大手原町2141-13 | 0957-63-5222 |
水源 | 島原市上の町855 | 0957-62-8867 |
網元 | 島原市弁天町1丁目7080-6 | 0957-62-5185 |
眉山ロードそうめん流し | 島原市南千本木町1897-59 | 0957‐62‐5922 |
※本記事は、島原観光情報発信サイト「島原旅たより」(平成25~27年)の内容を基に作成しました。