伝統行事の伝承に参加しませんか
精霊船 担ぎ手ボランティア募集中!!
島原市を代表する行事と言えば、大多数の方が「精霊流し」と思われるでしょう。
市内広馬場生まれの私は、物心ついた頃から、毎年、欠かさず我が家の前の精霊流しを見続けて来ました。
小さい頃の思い出は、暗くなると数えきれないほどの精霊船が集まり、多くの人出の中、日付が変わる深夜まで、「ナマイドー」の声が響き、花火の煙が充満していたこと。当時は、爆竹は高価なもので、ほとんど見かけることはなく、2B弾(マッチのように擦ってパンと音が出る)や、かんしゃく玉(地面に強く打ち付けると音が出る)と言った程度の破裂音がしていたことなど、とにかく、子どもながらに精霊流しは、ものすごく盛大な行事でした。
それが今日、核家族化や高齢化、地域の絆や連帯感の薄れか、毎年、精霊船の数が減少しております。
このままでは、島原市の伝統行事がどうなるのか。また、地域の町内会や自治会の連帯感がどうなるのか、心配しております。
そこで本年は、精霊船を流し場まで動かすための台車を作製する町内に協力しようと考えています。
さらには、帰省中の若い人、あるいは観光客の方などを「担ぎ手ボランティア」として募集しております。
是非、若い人の力を借りて、島原市を代表する行事「精霊流し」をいつまでも大切にしていきたいと思います。
市民の皆さん、若い方をご紹介ください。
島原市長 古川 隆三郎