健康を維持するためには、自分自身の身体は自分自身で管理しなければなりません。しかし、日々の忙しさから、頭痛や風邪などの体調不良を引き起こすこともあります。そのようなときは、OTC医薬品(注1)を上手に活用して、自分の健康は自分で守っていきましょう。具体的には、風邪が重症化する前に風邪薬を飲んで休む、小さな切り傷に絆創膏を貼るなどが考えられます。 なお、薬を購入する際は、薬剤師に症状等を相談して購入し、症状の改善が思わしくない時は医療機関を受診するなど体調に合わせて判断しましょう。
(注1)OTC(Over The Counter)医薬品とは 薬局やドラッグストアなどにおいて処方箋なしに購入できる医薬品のことです。 以前は「市販薬」等と呼ばれていましたが、「OTC医薬品」に呼称が統一されました。
セルフメディケーションを効果的に行うためには
セルフメディケーションの基本として、まずは自分の身体の状態を知ることが第一です。さらに、病気や薬についての正しい知識を身につけることも大事です。「お薬手帳を一冊にまとめ、自分が飲んでいる薬の記録をつけること」や「かかりつけ医やかかりつけ薬局、薬剤師を持つこと」により、自分の体質や体調を知ってもらったうえで、医師や薬剤師等にアドバイスを受けることがおすすめです。
セルフメディケーション税制について
セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)は、医療費控除の特例として、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組(特定健康診査やがん検診の受診、予防接種など)を行う個人が、平成29年1月1日以降に、スイッチOTC医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。 控除対象の医薬品には。レシートに★等の印がついています。確認して保管しておきましょう。
セルフメディケーション税制の詳しい内容につきましては、下記リンク先をご参照ください。