※地下水には浅井戸と深井戸があります。一般的に水を通しにくい層より上の深さが10~30m程度の比較的浅い地下水を浅井戸、水を通しにくい層より下の地下水を深井戸と言います。
市内17ヶ所の水源から「安定した水質の100%天然地下水」を取水し、「豊かに育まれた水緑のまちしまばら~安全でおいしい水をいつまでも~」を基本理念に掲げ、水道水の安定供給に努めています。
水には主にカルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれていて、水1000ml中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を表わした数値を「硬度」といいます。WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が0~60mg/l 未満を「軟水」、60~120mg/l 未満を「中程度の軟水」、120~180mg/l 未満を「硬水」、180mg/l以上を「非常な硬水」といいます。簡単にいうと、カルシウムとマグネシウムが比較的多く含まれる水が硬水になります。
硬度は料理の味にも影響が出ると言われており、出汁を取るような和風料理には軟水、鍋物や肉料理、洋風料理には硬水が適していると言われています。
本市は各地区によって硬度が異なるのが特徴です。
給水区域よりも比較的標高の高い位置に配水池を設置し、地形(高低差)を利用した「自然流下方式」により各家庭に配水しているため、自然災害の台風、落雷などにおける停電による断水を回避することができます。