島原市では、改正労働基準法の施行に伴い、地域の守り手でもある建設産業の中長期的な担い手確保・育成に向け、働き方改革・労働環境改善の取り組みとして、市が発注する建設工事において、令和6年10月1日の起工分から週休2日モデル工事を試行します。
1.週休2日モデル工事の概要
週休2日モデル工事とは、工事着手日から工事完成通知日までの期間で、4週8休以上を基本とし、少なくとも4週5休以上の現場閉所を行う工事です。
入札は、労務費等を補正した設計を行ったうえで実施します。
また、週休2日モデル工事の施工期間中は、定期的に現場閉所の達成状況を確認します。なお、4週8休以上の現場閉所を達成することができなかった
場合は、実施状況に応じて労務費等の補正分を減額する変更契約を行うこととなります。
2.対象工事
島原市が発注する全ての工事において、以下のいずれにも該当しない請負工事を対象とします。
・災害復旧工事のうち、緊急対応を要する工事
・工場製作が主たる工事、材料費が工事費の大部分を占める工事等で現場作業期間が4週間未満であることが想定される工事
・発注部署の長が対象工事に適さないと判断する工事
3.発注方式及び実施内容
発注方式は「受注者希望型」とし、実施内容については、4週8休以上で現場閉所率28.5%以上を基本とします。ただし、受注者が実施の有無と実施
パターン(4週8休、4週7休、4週6休)を選択可能にします。
4.工事成績評定書の対応
4週8休以上の現場閉所を達成することができた場合は、工事成績評定書へ加点します(ただし、加点する項目が満点だった場合は、加点は行いませ
ん)。また、週休2日制に取り組んだ結果、実施できなかった場合であっても当面は減点評価は行いません。