中退共制度とは?
中退共制度は、昭和34年に中小企業退職金共済法に基づき設けられた中小企業のための国の退職金制度です。
中退共制度をご利用になれば、安全・確実・有利で、しかも管理が簡単な退職金制度が手軽に作れます。
中退共制度のメリット
(1)国の掛金助成
新規に加入する事業主に対しては、掛金月額の2分の1(従業員ごとに上限5,000円)を
4か月目から1年間、また20,000円未満の掛金月額を増額する事業主に対しては、増額
分の3分の1を増額月から1年間掛金の負担を軽減する国の助成制度がある。
(2)税制上の優遇
掛金は税法上損金又は必要経費扱いとされている。
退職金は一時金で受け取る場合には退職所得控除が、分割して受け取る場合には
公的年金等控除が認められている。
(3)運用利回り
42月(3年半)を超える掛金があると運用利回り(年1.0%)が付いてくる。
(4)簡単な管理
社外積立型であり、その支払に当たっても事業主を間に介さず、勤退機構が直接従業員
に対し退職金を支給する仕組みとなっており、管理が簡単である。
(5)短時間労働者及び家族従業員も加入可能
短時間労働者には一般の従業員より低い特例掛金月額により加入でき、また上記(1)の
新規加入助成に上乗せがある。
また、事業主と生計を一にする同居の親族のみが雇用されている事業所でも加入が
可能である。
※詳しくは以下のHPから
■ 中小企業退職金共済事業本部のホームページ
http://chutaikyo.taisyokukin.go.jp/