島原市消防団は昭和22年の発足以来、郷土愛護の精神に燃えて、常に旺盛なる責任感と熱意をもって、積極的且つ献身的に消防業務を遂行し、市民の生命、財産の保護のために活動してきました。
その間、常備消防の設置、市町村合併などに伴い体制の見直しを行い、幾多の変遷を経て、現在1本部24個分団、団長以下639名の体制となっています。
平成3年には雲仙・普賢岳噴火災害により消防団員12名が殉職するという大きな痛手を経験しましたが、先達が示した崇高な郷土愛と不屈の消防精神を、消防人の鑑として受け継いでいくことが我が消防団の使命であると考えています。
消防団の活動・訓練
消防団の活動としては、新春を飾る消防出初め式を毎年1月6日に挙行し、消防人としての心意気を広く市民に披露するとともに、団員の地域防災への意識高揚を図っています。
平成21年4月から、女性の視点で地域の安全・安心を守ることを目的として島原市で初の「女性消防団」が発足し、通常は、広報活動や応急手当の普及活動などが中心となります。
春と秋の火災予防週間期間中には、火災予防啓発のための市内パレードを行うと共に、各管轄区域内の消防水利を一斉点検し、非常時に備えています。また、毎月15日を消防の日と定め、各分団で機械器具点検、機械操作訓練を行い、経験の少ない若い団員でも火災発生時には即時に対応できるよう技術の向上を図っています。
さらに、消防署から指導教官を招き行う新入団員訓練、全団員が一堂に集う総合訓練、各地区で課題を持って行う地区訓練などを通して団員の資質向上に努めています。
地域に密着した活動
以上の訓練のほか、独居老人宅の訪問、自主防災組織と連携した消火訓練、地元小学校及びグループホーム等施設の避難訓練に参加するなど消防団の特性を活かした地域に密着した活動を行っています。
また、地域コミュニティの一員として、地区運動会への参加や花火大会、盆踊り大会等で警備を行うなど多様な活動を行い住民の期待に応えています。
今後も本市消防団の伝統的奉仕精神を発揮し、なお一層の精進に努め、市民に信頼される消防団を目指して日々活動を行っています。
消防団員を募集します
島原市消防団では、市内在住または市内に勤務するかたで消防団活動に協力いただける方を募集しています。18歳以上であれば男女は問いませんので是非ご応募ください。