「第2回島原農業高等学校におけるIoTを活用した新しい農業」を開催しました!
島原市が事務局を務める島原市IoT推進ラボ(*1,*2)主催で、長崎県立島原農業高等
学校において特別授業「第2回島原農業高等学校におけるIoTを活用した新しい農業」
を開催しました!
この特別授業は、島原市の農業の将来の担い手となる島原農業高等学校の生徒を対象
に、IT・IoTを利用した先進的な農業(スマート農業(*3))に触れてもらい、島原市
の農業における生産性向上、就農率向上、農家の人手不足解消を目的として開催して
いるものです。
概要
・開催日時:令和2年1月24日(金) 13:30~15:00
・場 所:長崎県立島原農業高等学校
・対 象:園芸科学科2年生34名・講 師:株式会社長崎再興 代表取締役社長 甲斐亮 氏 島原雲仙ドローンスクール 代表 横田耕詞 氏、池田 知謙 氏 ※チラシ→
チラシ(PDF:1.01メガバイト) 
第1部 IoTに関する講演
まず、(株)長崎再興の甲斐氏から、第1回の特別授業実施時に(詳細はこちら
)設置したIoT機器に取り付いているセンサー(温湿度センサー、照度センサー、Webカメラ)や)やその他のIoT機器に使われるセンサーの詳細について、どういう特性がポイントになるか等を説明していただきました。その後、島原農業高校の中峯教諭から、農作物の栽培で使われる指標である積算温度を例に、これまでの手計算での算出がIoTの利用で簡単に計算できるように変わっていくことを説明していただきました。
【写真】甲斐氏による授業:「第1回目に設置したIoT機器の詳細説明」
【写真】中峯先生による授業:「IoTを活用した農業の事例」
第2部 ドローン実演・操縦体験
授業の後半は、場所を運動場に移して、ドローン実演・操縦体験を行いました。まず、島原雲仙ドローンスクールの横田氏と池田氏が農薬散布用ドローンを使って、運動場の一角に田んぼを見立てて縦横30メートルのエリアを設け、手動操縦及び
自動操縦を実演していただきました。
実演の後、生徒たちは3班に分かれ、小型ドローンの操縦を体験しました。
操作方法の説明を受けながら、地上20~30メートルの高さまで飛行させ、前進、
後退、旋回などの基本的操作を行いました。
生徒たちはみな積極的に取り組み、ある生徒は、「農薬散布だけでなく、いろいろ
な用途に使えそう」と話してくれました。
【動画】生徒のドローン操縦風景
【写真】横田氏によるドローンの説明

【写真】農薬散布ドローンの実演

【写真】小型ドローン操縦体験
今後の予定
第3回特別授業を3月6日(金)に実施予定です!
脚注
*1 IoT: Internet of Thingsの略。「モノのインターネット」を意味する。今までインター
ネットでつながっていなかったモノをインターネットにつなぐことをIoTと呼んでいる。
*2 島原市IoT推進ラボ:経済産業省・独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が、地域にお
けるIoTプロジェクト創出のための取組を「地方版IoT推進ラボ」として選定し、支援してい
*3 スマート農業:ロボット技術やICT(情報通信技術)を活用して、省力化・精密化・高品