昭和53年、地域の町内会が中心となり、豊かな湧水(日量1万t)を後世に残そうと考えた。そこで子どもたちの心を育み、観光にも活かそうと、町内を流れる清らかな水路に錦鯉を放流した。以来、町内会や子どもクラブによって定期的に清掃が行われ、水路は美しく保たれている。
またこの地域一帯は特に湧水が豊富で50cmも掘れば湧水が出てくる場所もあるといわれている。
紅白、三色、黄金等、多くの錦鯉が美しい流れに沿って優雅に泳ぐ姿は、水の都島原の見どころの一つとなり、観光客の目を楽しませている。その一方で、病気などで死んでしまった鯉のために、昭和56年から鯉を放流する5月5日(こどもの日)に供養も行なっている。

「鯉の供養」を行った後の「鯉の放流」の様子
毎年5月5日(こどもの日)に実施
しまばら観光の新たな拠点として「鯉の泳ぐまち 観光交流センター『清流亭』」が平成27年4月1日にオープンしました。
この施設は、観光情報の発信や市内周遊観光の拠点としての機能を持つほか、しまばらブランドの紹介、市民参加のイベントなどを通した市民と観光客との交流など「しまばらまるごとブランド」の象徴的な役割を担っています。
開館時間 9時から18時 (駐車場有り)
〒855-0803 長崎県島原市新町二丁目247番地1
電話 0957-64-2450